• 2026年3月12日

持田ヘルスケアの講演会

3月7日に脂漏性皮膚炎をテーマにした講演会に出席しました。

脂漏性皮膚炎は日常診療でもよく遭遇する疾患ですが、改めて病態について整理する貴重な機会となりました。近年では、皮脂分泌やマラセチア(酵母様真菌)だけでなく、皮膚の自然免疫に関わる炎症反応も病態に関与している可能性が指摘されています。

治療の面では、今後新たな選択肢としてアリールハイドロカーボン受容体(AhR)作動薬であるブイタマークリームや、PDE4阻害薬であるモイゼルト外用薬などが脂漏性皮膚炎にも保険適応となる可能性が期待されているとのことでした。これらが実臨床で使用できるようになれば、治療の幅が広がるかもしれません。

また、抗真菌成分を含むヘアケア製品として知られるコラージュフルフルについても、今後は「フルフルプラス」として医療機関専売品として展開される予定との紹介がありました。

脂漏性皮膚炎は一見ありふれた疾患ですが、症状の程度や再発のしやすさ、患者さんの生活背景などを考慮しながら治療を組み立てる必要があり、皮膚科医の診療力が問われる疾患であると改めて感じました。今回の講演内容を今後の診療にも活かしていきたいと思います。
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